メインのスマホを買い換えるためXiaomiのRedmi Note 9Sを発売日に購入しましたが、どうもしっくりいかずGoogleのPixel 4aを発売日に購入し乗り換えました。
なぜ乗り換えたのか、乗り換えて何が変わったかをここでは書いていきます。
Redmi Note 9SとPixel 4aのスペック比較
スペック比較
まずRedmi Note 9S(128GB)とPixel 4aのスペックを比較していきます。
正直、カタログスペックだとそれほど変わらないです。
Redmi Note 9S(128GB) | Pixel 4a | |
---|---|---|
ディスプレイ | 液晶 | 有機EL |
ディスプレイサイズ | 6.67インチ | 5.8インチ |
ディスプレイ解像度 | 1080x2400px | 1080x2340px |
サイズ | 高さ: 165.75mm 幅:76.68mm 厚さ:8.8mm | 高さ:144mm 幅:69.4mm 厚さ:8.2mm |
重量 | 209g | 143g |
プロセッサ | Snapdragon 720G | Snapdragon 730G |
メモリ | 6GB | 6GB |
ストレージ | 128GB+microSD | 128GB |
バッテリー | 5020mAh | 3140mAh |
リアカメラ | 4眼 メイン48MPixel | 1眼 メイン12.2MPixel |
フロントカメラ | 16MPixel | 8MPixel |
指紋センサー | 電源ボタンにある | 背面にある |
イヤホンジャック | あり | あり |
SIMカード | DSDS (nanoSIMx2) | DSDS (nanoSIMx1+eSIM) |
Antutuスコア | 27万くらい | 27万くらい |
発売日の価格 | 29,800円(税込) | 42,900円(税込) |
比較して優れている方を青文字にしています。(大きさの比較は個人的見解です)
カタログスペックではカメラとmicroSDスロットの有無や価格はRedmi Note 9Sの方が良く、大きさや重さはPixel 4aの方が良いように思えます。
ただカメラについては、Pixel 4aはソフトウェアでの処理によって非常に綺麗な写真が撮れ、Redmi Note 9Sよりも実質的には優れています。広角や望遠などはありませんが、個人的には使わないので気にしておりません。
Redmi Note 9SからPixel 4aに乗り換えた5つの理由
Redmi Note 9Sが重い
私はよくベッドに横になってスマホをいじるのですが、Redmi Note 9Sだと重すぎて左手が痛いです。
本体重量は209gでそれに手帳型スマホケースをつけると240gほどになり、かなりの負担を強いられます。
また本体の横幅も広く、手が大きい私でも安定して持とうとすると指が痛い状態でした。
一方Pixel 4aは143gで、手帳型スマホケースをつけても170gほど。左手に負担はかからないはずです。
Redmi Note 9Sのタッチ感度が悪い
Redmi Note 9SはプロセッサにSnapdragon720Gを採用しており、Antutuベンチマークのスコアも27万点台とミドルレンジクラスでは高得点……なのですが、実際使ってみるとタッチ感度に違和感を感じます。
たまにタップしても押せてない時があったりスライドしても引っかかることがあったりしてストレスを感じることがありました。
Redmi Note 9Sの設定が煩雑過ぎる
Redmi Note 9SはMIUIという独自OSを積んでいます。そのMIUIの設定項目が分かりづらい上にやることも多く、環境作りが大変です。
例えば「LINEなどのアプリのプッシュ通知を安定して受け取るための設定」というものは以下の手順を踏まないといけません。
・設定>パスワードとセキュリティ>プライバシー>特別なアプリアクセス>電池の最適化>上の方の青いところを「すべてのアプリ」(※表示されるまで10秒ほどかかります)>常駐させたいアプリを選んで、「最適化しない」
・設定>アプリ>アクセス許可>自動起動>常駐させたいアプリを選んでチェック入れる
・設定>バッテリーとパフォーマンス>「バッテリーセーバー」のチェックをオフにする
・設定>バッテリーとパフォーマンス>アプリバッテリーセーバー>常駐させたいアプリを選んで、「制限なし」
・設定>バッテリーとパフォーマンス>右上の歯車アイコン
・「デバイスのロック時はモバイルデータをオフにする」>しない
・「デバイスのロック時にキャッシュをクリア」>しない
・バッテリーセーバー>チェックをオフ
・タスク履歴(下のナビゲーションバーの「■」)>常駐させたいアプリを長押し>横に出てきた3つのアイコンの上のやつ(カギ、ロックアイコン)をタッチ
Redmi Note 9S Wiki https://xiaomi-redmi-note-9s-wiki.fxtec.info/
その他の設定でも、「MIUIの最適化をOFFにする」「各種表示関係の設定(レスポンス向上のため)」「ウィジェット1つ1つそれぞれに対し権限の設定」etc…とホント大変です。
基本的な設定がよくわからない項目の深い部分にあることもよくあります。
一度端末を初期化することがあり、元の環境に戻す時が辛かったです。メモを取っていなかったので全て調べ直す羽目になりました。
個人的にはUSBで詳細なADB接続をするのに何故かXiaomiのアカウントを作らないといけないというのが一番まいりました。Redmi Note 9Sのバグ対応のためにADB接続したかったのですが諦めました。
Pixel 4aはピュアアンドロイドで簡素なのでそれほど細かく設定しなくても使えると考えました。
Redmi Note 9Sがシステムで怪しい通信をし続けている
Redmi Note 9Sには様々なシステムアプリが初期状態でインストールされており、それぞれが中国のアリババのサーバにアクセスしようとします。
何の情報が中国に飛ばされているのかわからずすごく怖いです。ブラウザの閲覧履歴や動画の閲覧履歴やアプリの起動履歴などの情報が送られているのでしょうか。広告だけならまだわかるのですが……。
対応策として、ADBを用いて不要なシステムアプリを削除し、セキュリティの「承認と撤回」という項目から該当のサービスをオフに、「AdGuard」というアプリで該当アプリの通信をブロックする、という方法を取ってある程度防御できます。
Huawei規制の巻き添えが怖い
Pixel 4aリリース1ヶ月前に中国のHuaweiがアメリカより制裁を受け、新製品のGoogle関連のサービスが使えなくなりました。
Huaweiが制裁を受けたのなら次はOPPOやXiaomiもヤバいのではないか、という意見が多数見受けられたのもPixel 4aに乗り換えた理由の1つです。
実際はHuaweiでも既リリースの端末は制裁対象に入っておらず、仮にXiaomiが制裁を受けたとしてもRedmi Note 9Sは被害を受けないので、あくまで「念のため」レベルの理由です。
Pixel 4a以外ではダメだったのか
Pixel 4a以外の他の端末も乗り換える候補として考えました。
私はMVNOを使っているので前提としてSIMフリーであることが条件です。
下記の3種類の端末を考えました。
OPPO Reno3 A (当時価格39,800円)
メモリ・ストレージ・カメラ・防水など基本的な機能が入っており、ミドルレンジとしては万能なスマホです。
ただ、プロセッサがSnapdragon665なのでメインに使うには心もとなかったので見送りました。
OPPO Reno A (当時価格約30,000円)
コストパフォーマンスは良いのですが、リリースも半年以上前でRedmi Note 9Sよりもスペック的に全体的に劣り、OS(Color OS)も癖が強く使いづらいと聞いたので見送りました。
iPhone SE(第2世代) (当時価格49,280円)
スペック的には問題ありません。
ただ私がずっとAndroidを使ってきており、iOSへ移って操作等でストレスなく使えるかが不透明だったので見送りました。
Pixel 4aに乗り換えてどうだったか
良かった点
軽く持ちやすい
Redmi Note 9Sが大きかった分、小さなPixel 4aはかなり持ちやすいです。左手の負担もかなり楽になりました。
画面は小さくなりましたが、元が大きすぎただけで全然気にはならないです。
設定が楽
メーカー独自の追加機能があまり入っていないので設定がわかりやすく楽です。
細かい所だとデフォルトホームの設定などはありますが、そこまで難しくはないです。
通常使いでは問題ない動作
タッチ反応・レスポンスともサクサクで軽快に動作し、ストレスを感じることもありません。
Android11にバージョンが上がった時に一部環境でタッチ反応がおかしくなるというバグがありましたが現在は修正されております。
ゲームも私がいつもプレイしているものだと普通に遊べますが、3D表示を通常表示にすると処理落ちすることがあります。
誰でもきれいに撮れるカメラ
スペックの所でも書きましたが、誰でも簡単にきれいな写真を撮ることができます。
特にポートレート写真を撮る時はきれいに背景だけぼかして撮れるので違いを感じさせられます。
悪かった点
ツインアプリが使用できない
Redmi Note 9Sにはツインアプリという、同じアプリを別アカウントで起動する機能があります。Pixel 4aにはありません。
ゲームでわりと使っていましたので、その機能が無いのは不便に感じました。
結論:Pixel 4aに乗り換えて大正解
Redmi Note 9SとPixel 4aはカタログスペックはそれほど変わりません。しかし実使用ではスペック以上の隔たりを感じました。
Pixel 4aはRedmi Note 9Sより13000円ほど高いですが、その価格差は楽に埋まるほど使い心地が良いです。
おそらくPixel 4aはミドルレンジではトップを取れるくらいのコストパフォーマンスだと思いますので、迷っている方は参考にしていただけると嬉しいです。
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