週刊少年ジャンプで連載中の矢吹健太朗先生の漫画「あやかしトライアングルの2巻の感想を書いていきます。
あらすじ
女の子になってしまった祓忍である主人公・風巻祭里は、幼馴染の花奏すずを悪い妖(あやかし)から常に守れるように女友達として付き合っていくことに。
すずの力を食べようとしている妖の王シロガネから封神の巻を守りつつ、妖が起こす様々なトラブルを解決していく祭里ですが、すずの妖巫女としての力やその存在について知っていくことになり段々と不安になっていきます。
2巻では主にすずの力についてのお話がメインになっています。
1巻よりもお色気成分は増えた
1巻ではお色気成分はあまり多くはなかったのですが、テコ入れのためか2巻では1巻の1.5倍くらいにお色気シーンが増えています。
1巻は祭里のTSしたことによるお色気シーンが多く、2巻では祭里やすず、他のキャラのお色気シーンがふんだんに盛り込まれています。
私としては1巻のTSでのお色気シーンの方で攻めていってほしかったなと思っています。
確かにすずやルーのシーンも良いのですが、求めているのはこれではないと言いますか……。
1巻よりもTS関連シーンは少なくなった
2巻で残念なのが祭里のTS関連イベントが大幅に減ったことです。
1巻はお色気を踏まえつつかなりのTSイベントがあったのですが、2巻ではほとんど出てきません。
「祭里が体育の授業で女子更衣室で着替えるシーン」、「祭里が体育で男子生徒に胸をガン見されるシーン」、「祭里が女友達と一緒にお風呂に入るシーン」くらいでしょうか。
もう1つ大事なシーンがありました。
「ライバルの二ノ曲宗牙が祭里のふとした行動にキュンとくるシーン」、
このライバルが女の子になった主人公に惚れてしまうというお約束イベントは重要ですね!
3巻ではTS絡みのイベントが増えるのでしょうか?
ストーリーの方に押されてしまいTSしたことにはあまり意味がなくなってしまうのでしょうか?
先行きが不安です。
まとめ
ストーリーはガンガン進んでますしお色気成分もTo LOVEるとまではいかないですが増えてきました。
ですが、TS漫画としては弱くなってきており、TSジャンルよりも一般受けする方向に軌道修正されてきている印象を受けました。
やはり「週刊少年ジャンプ」っぽくなってきているのでしょうか。
TSしました! 妖が引き起こすトラブルを解決する日常を送っています! 女の子として生きるのも慣れなくてトラブル続きです! というのが良かったなと個人的には思います。
ストーリーではすずの力にウェイトが置かれており、すずが自力で祭里にかかっている術を解けるかもしれないということになりシロガネの封印の話があまり意味をなさなくなってきたのが気になりました。シロガネもなんだかんだで協力していってますからね。
シロガネ側にも別の目的があるようなので、早く明瞭になってほしいですね。
ストーリーよりもどういう方向に転換していくのかが楽しみな作品になってきました。
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