週刊少年ジャンプで連載中の矢吹健太朗先生の漫画「あやかしトライアングル」1巻の感想を書いていきます。
あらすじ
主人公・「風巻祭里」は目に見えない悪い妖(あやかし)を退治する、「祓忍」という仕事を祖父から継いだ、高校生の男の子。
祭里には「花奏すず」という妖が見えるという特殊な体質の幼馴染がいて、祭里はいつもすずを妖から守ってあげています。
そんなある日、すずが妖の王と呼ばれる存在に襲われてしまいます。
祭里はなんとか妖の王を封印することに成功しますが、妖の王は封印される直前に性別を逆転させる術を祭里に放ち、祭里は女の子になってしまいます。
妖の王も完全には封印されておらず、自身の力が封印された巻物を狙い続けており、女の子になってしまった祭里はトラブル続きの日々を送る……といったお話です。
ヒャッハー矢吹健太朗先生のTS物ダゼー!!
あのTo LOVEるでおなじみの矢吹健太朗先生が描くTS物ですよ!?
そりゃ健全男児なら履修必須です!
To LOVEるでのTSシーンも好評でしたのでその路線で攻めようということなのでしょうか。
TSというジャンルは昔はかなりニッチでしたが今はややメジャーになりつつあるので、これからの市場を見越しての進軍、良いと思います。
TSシーンはお約束満載ではあるがやや控えめ
あやかしトライアングルのTSシーンは基本を抑えており良い……のですが、To LOVEるのようにエロまっしぐらというわけではないのでなんとなく消化不良気味に感じます。
お約束事項も深くは踏み込まないスタンスなのでしょうか、わりとあっさり描かれてあることも多いです。
TSしてしまうシーン
封印間際で妖の王に性別が逆転してしまう術をかけられる祭里ですが、術をかけられた時の演出が良いですね。ドキドキするものがあります。
そして
女の子になってしまう祭里。胸が大きい女の子になるタイプです。
このあとの「……へ?」というセリフもThe・お約束といった感じですね。
女の子の身体を確認するシーン
裸になって胸の大きさを確認するシーン。
自身の胸に驚くシーンは良き!
でもこのシーンはこのコマだけで終わってしまい、特に何があるわけでもなく終わってしまいます。
他にもお風呂で自分の身体を上から下まで確認するシーンがあります。
下の方を確認していくのは少年誌では珍しいと思うのですが、惜しくもそのコマのみで終了。
あと一歩がほしい……。
ライバルに女の子として意識させるシーン
ライバルキャラもいて祭里と刃を交えようとする一瞬もあるのですが、
オクテで女の子に対して弱いというお約束。
この二人がどう接していくのかもこれから期待です。
女の子の祭里のかっこいいシーンが良い!
個人的に強く推していきたいのは、女の子の祭里がとてもカッコいいということ!
凛々しい女の子が好きな自分はTSシーンより女の子を守ったり敵と交戦しているシーンにドキドキしてしまいます。
ガチガチの熱血クールキャラということもあり、見た目とのギャップがたまりませんね。
TS好きな人もですが、カッコいい女の子が好きな方に特にオススメしたい作品ですね。
日常系?ストーリー重視?
あやかしトライアングルはTo LOVEるみたいな日常を描いていくというよりはストーリーをガンガン進めていくタイプの漫画になっていくのではないかと感じます。
理由としては、TSシーンがここまであっさりしていて、お色気なシーンも少ない上に、話が若干重い、ので日常シーンを推していくにはちょっと毛色が違うと思われるというのが挙げられます。
すずはどうなるのか、妖の王と和解して祭里は男に戻れるのかという大きな命題もあり、これからのお話がどう展開されていくのかも注目ですね。
とはいえやはり、祭里のかわいい姿とカッコいい姿をたくさん見ていきたいものです。
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